「もし試験の時期にかかってしまったら…」という心配をしたことはあると思いますが、インフルエンザにかかって受験できなくても追試は行われていません。(過去に大規模な流行があった際は、一部都道府県で例外的に行われたこともあるようです)
雪による公共交通機関の遅れと違って、インフルエンザは自己責任ということです。
・手洗い、うがいの励行
基本ですが大切です。
手洗いは石鹸も使って、指の間や手首までしっかり洗いましょう。
・マスクの着用、人ごみや不要不急の外出を避ける
通勤・通学時間の満員電車はインフルエンザ感染のリスクが非常に高いです。
普段は電車通学でも、受験シーズンは保護者に車で送ってもらう生徒もいます。
くしゃみで出たウィルスを直接吸い込むだけでなく、「くしゃみを抑えた手についたウィルスが電車のつり革などを経由して感染する」という経路もあります。
マスクの着用は効果的ですが、完全に予防はできません。
・家族の協力
本人が気を付けていても、家族がかかってしまって結局本人もインフルエンザになってしまうという例もあります。本人と同様の対策を家族もして、協力するのが大切です。
・インフルエンザになりにくい体、環境にする
体が弱っていたり、食事のバランス、睡眠不足などで抵抗力が落ちるとインフルエンザにかかりやすくなります。普段から健康に過ごすのも大事です。
また、冬場は部屋が乾燥しがちでウィルスが好む環境になります。加湿器で適度な湿度を保つことで喉の粘膜の健康も保つことができます。
・予防接種
自費になりますが、予防接種をしておけばさらに安心です。
ただ、確実に予防できるわけではなく、発病と重病化をある程度防ぐ程度のものです。
前述の対策をした上で念のため、ということです。
インフルエンザほどひどい症状にはなりませんが、普通の風邪も集中力・体力を奪うので受験に悪影響です。インフルエンザ同様に手洗い・うがい・マスクで予防できます。
・それでも万が一、インフルエンザにかかってしまったら

学校によりますが、他生徒への感染を防ぐために別室で受験が可能な「保健室受験」という仕組みがあります。とはいえ、頭が朦朧としている中での試験は本来の能力が発揮できないのでなるべく避けるに越したことはありませんね。